やわら香な屋久島

「ありがとうね。」

娘にそう伝えるお母様の目は潤っていた。

「母の日にマッサージのプレゼントをしたい。」
島の友人から連絡があったのは、母の日の数日前。

友人は、多くは語らなかったけれど
今までのいろいろな出来事や、気持ちが
たくさん複雑にからみあっているのが伝わってきた。

当日、
おかあさまをスパへお連れし、
室内の椅子におかけになったときの笑顔が印象的だった。
すごくさりげなく微笑まれていたその笑顔。

一気に、
母でもなく、妻でもなく、「一個人」になられたような笑顔。

施術をさせていただくセラピストにとっても
うれしいことでもあるし、ハッとさせられることでもある。

あたりまえのことだけど
わすれがちなこと。

かたちのない贈り物って
いつまでも心に残る。

そのお手伝いをさせていただける側にとっても
あたたかいギフト。

そういうハッピーの循環をじわじわ広げられたら、、、

友人の母への想いをきっかけに
わたしは大事なことを思い出した。

アロマトリートメントの施術をするようになって10年ほどが経つ。

この仕事についてから
素直に「ありがとう」が言えるようになった。

この仕事につく前、私の父はガンで他界した。
最後まで、上手にありがとうが伝えられなかった。

でもその後悔は、
ほんとうに大切なこと、大切な人、大切なものを見極めることや
それらに感謝の気持ちをもてる状態でいることの大切さを
考えるきっかけにつながった。

セラピストの修行中、
毎日母に、練習も兼ねてボディケアをしていた。
力加減がうまくできなくて、よく母はもみかえしが来ていたけれど
この時間に、いろんな話をしたり、素直にありがとうという言葉が行き交ったり
愛情をたくさん感じられる時間だった。

仕事として施術するようになって
ありがたい忙しさになり、母に施術することはほとんどなくなった。

週に1度は母に施術を!
そんな想いはあったけれど実行ができず申し訳ない気持ちと共に過ごしていた。

でもある日、母は言った。

「あなたが身に着けたその技術は、
いま、それが必要な人のために活かすことが最優先。
わたしはいまどこも痛くもないし、弱ってもいないし、
あなたに施術してもらわなくても全然平気な状態よ♪
人のお役にたちながら、その技術や自分の心身を鍛えなさい!」

このときに感じた
母への「ありがとう」は
深くしみいる愛情深いものとなった。

やわら香のスパ「kioku」では
施術を贈ることができるギフトカードがある。

母が屋久島を訪れる時がやってきたら
ぜひ「かたちのないおくりもの」をしたい。

s.p.a.kioku
サンクスギフトキャンペーン開催中(2016年6月30日まで)
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