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ゆうたん
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*あろまふぁくとりー通信(抽出編)*
2015年2月17日:アロマ工場通信
さて、今回は屋久島地杉の抽出作業を見ていきましょう~☆
「原料の森」で間伐された屋久島地杉は
幹と枝葉に分けられ、このように細かく砕かれてチップ状になります。
破砕機に入る大きさに薪割りしたりこれも力仕事。
破砕機にかけるとみずみずしい香りがあたりにただよいます♪
やわら香の抽出法は
水蒸気蒸留法。
チップを抽出がまに入れていきます。
釜のそこには蒸留するための水があります。
この水も白谷雲水峡で有名な屋久島の「無垢な水」と表現された白谷川の山水をフィルターで濾したもの。
そこにゆっくりと原料のつまった蒸器を入れていきます。
熱を入れて原料を蒸していきます。
何時間もかけてゆっくり抽出します~~。
上に浮いてるのが精油
蒸器いっぱいの原料から手ですくえる位の精油しか取れません。
貴重な植物のエッセンスです。
こちらはさらに精油部分だけを取り出す作業にGO~。
下は油分を含んだ蒸気が冷えて水となった蒸留水。アロマウォーター。
アロマウォーターはヨーロッパでは昔から
洗濯時やアイロン時に入れて香りを衣に移したり、
コロンの代わりに使われたりしていました。
蒸しあがったら
あっつい蒸器から原料を取り出します。
水を含んで重たくなった原料。
これも力仕事。
ホッカホカの蒸し終わった原料です。ブレスチップと呼んでいます。
幹の香りが立ち込めて
この中に手を埋めると
即効の蒸気風呂。
アロマとあいまって気持ちよいです~。
しかも、手がさらっさらになる感じ。
抽出タイミングにいらっしゃると体験できるかも☆
こちらはほっかほかタンカン果皮~
なんか炊き上がった美味しい香り。
そうそう、柑橘類は香り重視で圧搾法で抽出するものが多いのですが
水蒸気蒸留法で抽出してよい点があります。
柑橘精油によくある、あの皮の汁のぴりぴり感がないことです。
よってクリームなんかにしても光毒が少ない。
食品の香料にしても唇にぴりぴりしない!!
これはすばらしい~。
そして釜のそこに残った煮汁は原料のエキスが詰まった液体♪
ディープウォーターと呼んでいます。
抗菌作用などがあって
注目の液体です。
やわら香では染物に使ったりもしています☆
いつもお疲れ様~☆
鹿児島で特別にやわら香のために作られた抽出機君♡
そして今回登場してくれたのは
いつも淡々と黙々と作業してくれる、ちょっとシャイでハーブ大好きなやわら香スタッフ
ひろしさんでした♡
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