屋久島 やわら香

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トロ精油箱とIMG_0473

2018年5月29日の満月、
限定商品の「トロッコ精油」が
発売になりました。

なぜトロッコなのか
といったストーリーは
こちらのブログ
に詳しく書かれています。

この商品企画をすすめるうちに
「道」というものについて
振り返る機会にめぐまれました。

創業は2012年8月ですが
お店がグランドオープンしたのは
2013年10月なので、
お店たちは秋に5年を迎えようとしています。

今までの5年、これからの5年。
やわら香が歩んできた道、
時に駆け抜け、回り道し、迷ったり後退してみたり。
実に濃厚な年月を過ごさせていただいてきました。

せっかくなので
やわら香の創業前からを知ってる者として
創業前の当時の画像を公開!

ショップや工場ができる前↓
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スパができる前↓
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正直いって
わたしにはあまり物欲がありません。
多分、35歳くらいまでの間に
結構やりたいことは迷わず突き進んできたからかもしれません。

とりあえずいまのところ
どこどこに行ってみたいとかもあまりなく
あるとすれば、
ごはんをゆっくり作ってゆっくり食べたり、
屋久島の岩の上でだらだらゴロゴロ昼寝したり、
ふと舞い降りてくる言葉を書き留めてみたり、
作品作りをしてみたり、
基本、屋久島で静かな時間をのんびり過ごしたい
といった、隠居か?みたいな類の欲が君臨していて
それは
物質や情報にもまれて仕事をしていた時期があるからで
そこに限界を感じてセラピスト業に転身したわけなのです。

だからそんなわたしが
また形ある物を企画していけるだろうか
ばりばり営業したりPRしたりしていけるだろうか
スタッフを雇用したりして共にがんばったりできるだろうか
という不安もありました。

でも、頑張ってこれたのは
大工さんたちの地道な手仕事や
林業はじめ第一次産業に携わる方々の熱い思いに触れてきたから。

ここを頑張りきらないと、自分の隠居欲は実現しないことを感じ取ったから。

そして今となっては
やわら香が好き!という気持ちで働いてくれているスタッフたちがいてくれるから。
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質のいいものを、丁寧に作っていくことは
とても手間やパワーがいることです。

でも多くの市場では
そういった背景や作り手の気持ちは届きにくく
最初のころは代弁者気取りで精油の貴重さや
日本の森の問題を説明していたりしました。

とある段階で
精油生産の仕事をがっつり行う時期がありました。
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この時期に、
物言わぬ植物たちからいろいろと学びました。
屋久島の香りは、屋久島ならではの発信の仕方があると。

わたしも気づけは41歳になり、
「生涯現役」をテーマに生きているがゆえ、
いままでのような頑張り方や仕事の仕方は無理があるなと
気づきはじめています。

いい意味で引退していくものは決めて
軸は引き継ぎ、方法は自由度がある形で
バトンタッチしていったほうがいいものも増えてきました。

反対に
年を重ねていくからこそ意味が出てくる仕事もある。

幸い、ミニマリスト思考なので
昔はあーだったこーだったといった
かっこわるい固執は不要物だと悟りました。

年を重ねるからこそ生まれる輝きは何かしら?
考えてるとわくわくします♪

「人生という道に、引退はない。」

昔はできていたのに・・・
わたしの若いころは・・・
世の中こういうものだから・・・

必要以上にとらわれずに
それぞれの人生のという道を一歩一歩。
何千年も生きている縄文杉へと続く
トロッコ道を歩むかのように。

自分の道を振り返ったり、
未来を考えてみたり、
そしてもちろん
縄文杉に会いにいった時のことを思い出したり。

そんなきっかけの香りになったら
すてきだなと思っています。

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