屋久島 やわら香

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神宿る花

2017年6月3日:島の自然

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今、屋久島の山の奥にはシャクナゲが咲き誇っています。 
今日もシャクナゲを目的に登山されている人も多いことでしょう。 
 
屋久島のシャクナゲは正式にはヤクシマシャクナゲと言い、自然下では屋久島でしか見ることができません。 
※固有種と言います。 
 
植物として貴重な存在のヤクシマシャクナゲですが、島民の心を支える重要な存在でもあります。 
 
屋久島には山の神様をお参りする「岳参り」という風習があります。 
この岳参りの際、山の神様の霊力が宿るシャクナゲを持ち帰ります。 
※シャクナゲが生える場所は国立公園で、動植物の採取はできません。岳参りの際は特別に許可されます。 
 
持ち帰ったシャクナゲは集落の家々に配られます。 
神様が宿るシャクナゲは生け花とは違い、神棚や床の間など少し高いところに飾られます。 
 
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シャクナゲの咲く、屋久島の風景は神様の世界そのもの。 
まだまだつぼみも多く、見ごろは続きそうです。 
是非、見に行ってみませんか? 
登山のあとは、やわら香のスパもお忘れなく! 
 
今年はシャクナゲ以外の花もたくさん見られました。 
他のお花の話はまた今度! 

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