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10月後半は屋久島のお店をお休みさせていただき、

母の一周忌を控え、愛知にいます。
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ちょうど1年前の今日は
母と最後の会話をした日でした。
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去年と今年の10月は曜日の運びが一緒なので
去年のことが思い浮かびやすいのですが
優しく香るキンモクセイの香りが重なり
その記憶はとても鮮明に。
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緩和病棟でのモルヒネ投与量の関係で
大半はウトウトしている時間が多かった中、
去年の今ごろは
不思議と落ち着いていた2時間ほどがあり、
ベッドに一緒に座って母を支えながら
昔の話や、今の気持ち、これからのことなど
母のペースで会話をしました。
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この日の夜を境に、
母は自分の足で歩くことはなくなり、
終末期せん妄も多くなりました。
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3日後には旅立つことになるのですが
なくなる前日、遠方から駆けつけてくれた
母の姉妹たちと面会する時は
また意識がしっかりしているひとときがあり、
少女のように昔話をする姿が天使に見えました。
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タイトルの31,052分の3という数字は
母が人として生きた日数のうち
自分の足で歩けなかった日。
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健康で足腰が強く、おしゃべりが大好き。
そんな母だから、自分の足で歩けない期間は
極力少ない方が良かったのでしょう。
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リアルな話ですが、
お骨上げの際、喉仏はほぼ原型のまま、
背骨は綺麗なS字カーブのままで、
今改めて振り返ると、なんてかっこいい
母らしい逝き方だったんだろうと感じています。
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どんな感情なのか自分でもわからずに
瞳から雨が降ることは今でもあるけれど
容易に潤うことができること自体、
深い愛がいつもあるからで、
そんな風に育ててもらえたことを誇りに思います。
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来年で私の人生は半世紀。
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段々と「ああ、そういうことだったんだな」と
答え合わせのような出来事や出会いが起こっていて
経験した辛さや苦しみも全て意味があったと感じられ、
ちゃんと自分の道を楽しむことができています。
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人は、儚く、それでいて強く、
愛おしいものですね。
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[3 out of 31,052 days]

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I’m in Aichi now, preparing for my mother’s first anniversary.
A year ago today,
we shared our last conversation.

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The scent of osmanthus drifts again this October,
carrying memories that remain vivid.

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In the hospice, she lived between dreams,
yet one quiet afternoon she was fully awake.
We sat side by side,
speaking softly of the past, the heart, and what might come next.

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That night became the turning point;
she never walked again,
and three days later, she began her journey onward.

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The night before she left,
her sisters gathered from afar —
she smiled like a young girl,
so gentle, so full of light.

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3 out of 31,052
marks the days she could no longer walk.
Strong legs, endless stories — that was her.

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Even now, tears fall without reason,
but they remind me of the love still flowing within.

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Next year I turn fifty.
Each hardship now feels like a quiet answer,
and I walk my path
with peace, gratitude,
and love.

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For life is fleeting,
and yet so strong,
so achingly beautiful.